Dầu là gì?
冷凍機油とは
暑い夏、室内を快適に冷やす「エアコン」や食材をいつでも新鮮に保つ「冷蔵庫」は、私たちの日常生活において欠かせない存在です。これらの冷凍空調機器には「圧縮機(コンプレッサー)」と呼ばれる機械が搭載されています。圧縮機内の様々な部品を適切に潤滑するオイルを「冷凍機油」と言います。
冷凍機油は特殊な条件下で使用される潤滑油です。
金属部品が回転、摺動する際には必ず「摩擦」が発生します。この「摩擦」は金属部品が滑らかに動くことを阻害し、ある一定の負荷が掛かると金属部品が削れてしまう「摩耗」を引き起こします。潤滑油の一種である冷凍機油はこの摩擦を取り除く役割を果たし、冷凍空調装置の種類に応じて様々な冷凍機油が存在します。
他の様々な潤滑油と違い、冷凍機油は“冷媒”と混ざった状態で使用されます。気体である冷媒は密閉しなければならないので油交換も簡単にはできません。
例えば、家庭用のエアコンや冷蔵庫は油交換せずに10年以上使われることが一般的です。
密閉型圧縮機(家庭用エアコン等)
=オイル交換無し
=オイル交換無し
言い換えれば、冷凍機油はオイル交換無しに10年程度圧縮機を適切に潤滑させる必要があるということです。現代の生活に冷凍空調機器は必要不可欠であり、これらが正常に作動しないと、現在の豊かな生活を送れないことは想像に難くないでしょう。
冷凍機油は我々の日常生活では目にすることはありませんが、静かに皆さんの豊かな生活を守り、我々の社会生活を陰で支える縁の下の力持ち的な存在なのです。