Dầu là gì?
冷凍機油の役割
冷凍機油の役割は圧縮機を長時間円滑に動かすために、
次の性能が求められます。
①冷媒存在下での潤滑性能
②冷媒との適切な相溶性(混ざりやすさ)
③冷凍機械で使用される材料との相性
④電気絶縁性
①冷凍機油は圧縮機内部の金属表面の摩擦を低減し、摩耗を防止する事が最も重要な役割です。冷凍機油は圧縮機の特性上、冷媒との混在は避けられません。冷媒が冷凍機油に過剰に溶解してしまうと粘度が低くなり、摩耗の原因となってしまうため、その冷凍サイクルと冷媒に応じた、適切な粘度を持つ冷凍機油が必要となります。
②冷凍機油は圧縮機より吐出される冷媒とともにわずかずつ凝縮器側に流出してしまいます。冷凍機油が凝縮器側に流出し続けると、圧縮機内の冷凍機油が減少し、最終的には潤滑不良を起こしてしまいます。これを防ぐためには、冷凍サイクル内を循環している冷媒を冷凍機油に溶解させ、流出した冷凍機油が冷媒と共に戻りやすくする性 能(相溶性)が必要です。また、冷凍サイクル内で実際に熱のやり取りを行っているのは冷媒です。冷凍機油は熱交換を妨げないよう、圧縮機に戻る必要があります。
(赤色…冷凍機油)
③圧縮機内では冷媒と冷凍機油が高温高圧で混在しており、プラスチックやゴムなど様々な材料が使用されています。冷凍機油はこれらの部材や冷媒と化学反応を起こさず、材料が変質しない性能が求められます。この性能を確かめるのがシールドチューブ試験やオートクレーブ試験です。
④電気絶縁性
エアコンや冷蔵庫など電気を動力とする冷凍機には様々な電気系統部品が内蔵されています。電気系統部品は冷媒が混ざった冷凍機油に曝されているため、冷凍機油には優れた電気絶縁性が求められる傾向があります。鉱物油、POEは電気絶縁性が高いので、絶縁性の低い冷媒と組み合わせることが可能です。